勝ち取ってこいとかすげーミッションだと思ってたんだけど。
30半ばにして結婚もしてないので、子どもをもつ心境というのは、
類推するしかないんですが、「子どもはわたしの分身」という感想を持つんでしょうか。
「全く別人格だよ」という答えも当然あると思います。ポツポツ聞いてると
年代が下がるに連れてそういう感想が多いかな。拙母から「あなたは私の分身だから」
と言われるとヘヴィです。たいした人生送ってないのが申し訳ない感じです。
子どもの性格への遺伝の影響ってそもそも父母のブレンドなんで、この時点で1/2さらに…
と言っても野暮だからやめます。思い入れは大事なこと(とても)だと思います。
と、やや方向修正しておしごと方面へ。
高名な経営者の人は、しかるべき組織の依頼だと報酬なしで講演に来てくれます。
V字回復で会社立て直した、ビジネス雑誌で触れない機会はないくらい話題になる
ビジネスモデルを打ち出したなどなど会社へ影響のない範囲で熱く語ってくれます。
その動機を察するに「自分の経験を引き継いでほしい」ってことなんだと思います。
そこまでのことはしたことないけど、よく分かる気がします。アイディアは「自分の分身」
なんですね。生み出すまで何度も反復して、形になって世の中に出した。それを修正
がありつつも、周りの人が重宝してくれる。次の人達にも引き継がれる。
経営者冥利に尽きるんでしょうね。「オレのしたことが参考になれば」という気持ちで
講演に来てくれるんだと思います。
7年前に勤めてた部署をこないだ訪れたときにオレがゼロベースで作成したエクセルの
管理簿を今の担当さんが使っているのを見た時、軽く感動しました。苦労してよかったなって。
と、分身雑談でした。いいアイディアは状況の変化がない限り、次の人へ引き継がれる。
自分が生み出したものが息が長いのを見るって幸せなことですね。