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2014年9月7日日曜日

栄光のパリ、失意のギリシャ

1時間で切り上げようとしたネカフェは、
コーヒーと音楽のせいで3時間滞在した…。
「注意の切替えが鈍い」というのは我が同類が
よく指摘されるところではあるが。

尊敬しているアウトドアの作家の若き日の
放浪記が出版されていて、折に触れよく
読み返します。

1960~70年初頭に、ヨーロッパを放浪する、
途中でアラン・ドロンに会うとか、陽気にデフォルメ
すれば、しっかりとしたエンターテイメントになる
はずなんですが、彼は自分に忠実です。

真夏のギリシャのオリンピア、2,500年前に造られた競技場で

<誰もいない、無人のオリンピアの熱く焼けた石に座って
いると空しさが強く胸を噛んだ。俺は何でこんな所にいるのだろう。
どうしてこんな荒涼とした所に来てしまったんだろう>

一方で我が職場のトップ(副社長候補No1)は海外旅行がお好きです。
語学が堪能な奥様がおられ、パックツアーは申し込まず、現地でお気に入り
のところで宿泊・食事・娯楽をされるそうな。

この2つの対比をどう捉えるかはその人次第だろうなと思います。
粗く対比しただけなので、捉えるフレーミングも様々でしょう。

ただ、私は明らかに前者の側の人間です。後者のように振る舞うことは
(演技として)可能だけど、後者のようには感じることができない。
心理学で言うところの「栄光浴」はストレスがたまるだけ。

自分の特徴に気づいた頃から、進路選択が重たくなってきて
いるなぁという初秋であります。