行きたくない講演会にあと30分で行かなくちゃいけない。
人生の時間が3時間ムダになる。
好きな児童文学で主人公が修行時代に小暗い塔に閉じこもり、
ため息をつきながら、厳しくて愛想のかけらもないような師匠の
もとでコツコツと勉学を積み重ねるシーンがあります。
私はちょっと前までそういった「修行」的なものが好きで、なにか
を身につけることは辛かったり苦しいのは当たり前だと思ってました。
でも、そういったことが成立する前提としては件の児童文学の主人公の
ように並外れた野心やパッションがあるとか、あるいは、一族の命運が
かかっているとか、なにがしか理由が必要です。
また、サッカーを観てても、「創造性」というのがチームが勝利するために
必要な能力です。義務感や使命感からは生まれにくいものなんでしょうね。
よく「サッカーを楽しめ」と指導者がアドバイスするそうですが、そういった
ものなのかなと思います。
今、「なにかを身につけなければいけない」という焦燥感やパッションから
開放されて普通のペース(それでも他の人から見ればオカシイですが)で
生活するようになって、大事なのは「楽しいこと」だなあというのが実感です。
北風ベースでいい場合と太陽ベースでないとうまくいかない場合があるなあ
というのが今のところの感想かな。
さて、講演会行ってくるかなー。