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2011年7月24日日曜日

さえずりの可能性

この7月の梅雨寒、気圧がらみで話をして、どれだけ
理解を得られるんだろう。少数の理解できる人たちのグループと
大多数の理解できない人たちのグループに分かれるんだろうなぁ。
経験則で生きていることはすばらしいことだ、嫌味なくそう思う。

と、かつて人生を惑わせくれた人のエントリを久しぶりに読みました。

一言でまとめると「twitterダメじゃね?」ということだと思います。

3月11日からリアルタイムで災害の発生〜応急対応〜復旧に
つきあいながら、twitterをチラ見してた身から、ささやかに。

ある種のアノミーを引き起こす事態の最中に、佐野元春さんが、
詩をネットにアップしました。twitterで上質なさえずりをしている人たちの
あいだでリツイートされ、twitterのさえずりが稀有な音楽レベルにまで高められた。

ということで、以下、まるごとコピペ。
だから、twitter終了論にはまだ組みせずっちゅーことです(^^ゞ

それを「希望」と名づけよう
                      佐野元春


     街が揺れた夜、君はひとり無断で、
     市営プールに潜りこみ、身体を水に浸した

     そして暗がりの中、瞑想した

     人は時に、光に水に、雨に風に、感謝し、
     人は時に、光に水に、雨に風に、屈服する

     この闇の向こうに震えるのは
     誰か、嘆きの声

     同胞の不在は確かに不可解だ

     それはそうだ
     しかしどうだろう

     君は偽善の涙など流さないと誓ってくれ
     決まりきったお悔やみなど無用だと言ってくれ

     夜が明けて、そこにいつもどおりの太陽が照り、
     草木は首をもたげ、
     鳥たちは空を往く

     あぁ、美しくも残酷なクリシェ!

     一方で、
     君の身体の細胞ひとつひとつに染みいる光はどうだ
     傷だらけではあるが依然雄々しいその筋肉はどうだ

     そうさ、君は同胞の不在を気にかけているんだろうが、

     たとえば、
     偶然にも生き残った君の生を讃えてみてはどうだ?
     たとえば、
     生き残ったことへの幸運を噛みしめてみてはどうだ?

     不謹慎だとわめく偽善者を後に残し
     君が光を放つことで、友を弔うんだ

     それを「希望」と名づけていいんだよ

     余震は続く

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     2011年 誕生日に寄せて
     佐野元春

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